脳屑の抜き出し方

妄言暴言置き場です

バジュランギおじさんと小さな迷子を見てよ!

我が県でもようやくバジュランギおじさんと小さな迷子が上映されたので見に行きました!!

bajrangi.jp

 

この映画については、ツイッターのレポ漫画がサイコーに説明してくれているのですが

 もうね、ほんっ、ほんっ、ほんっっっっとうに良かったので是非見て欲しいです!

客の予想を裏切ることだけがエンタメじゃねぇ!

ってことを思い出させてくれる映画で、サーチの感想を書いた時は「何も教えたくない、何も知らない状態で見て欲しい、とにかく見てくれ」だったんだけど、バジュランギおじさんについては「わかってるんだよ!この先の展開なんてネタバレ見なくてもわかってるんだよ!わかってるけど尊いっ!!!ブワッ!!!」ってなるので本当見て欲しい。

 

まずで、冒頭のシャヒーダーちゃんがはちゃめちゃ可愛い!びっくりするほどかわいい!こんなカワイイこいるの!?いやかわいい!なにこれかわいい!!って語彙をなくすくらい可愛いんですよ、これが恐ろしいことに映画が160分あるんですけど、160分たってもシャヒーダーちゃんがアップになるといちいち「かわいいっっ!!!!」って脳内で

<span style="font-size : xx-small">カワイイ!!!</span>

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ってタグ打ち出す私がいるんですよ、いやだって本当びっくりするくらい可愛いんだよ。ほんと、大画面で見てみな、だいがめんでみるんだよ、大画面であの笑い顔や泣き顔を見てごらんなさいよ、「かわいい!!!」しか頭に残らないから、ほんとびっくりするくらいかわいいんだよ、信じられないかわいさなんですよ。お写真も可愛いけど動いてた方が百倍カワイイんですよ、しかも大画面で見ると百万倍カワイイんですよ、信じられます!?信じられませんよね!?!?じゃあ、映画館でみよっ!ねっ!!

 

そもそも私バジュランギおじさんについてはバジュランギおじさん目当てで見に行ったんですよ、写真で見る範囲で「あらカワイイお嬢さん」って思ってたのに、冒頭のシャヒーダーちゃんのアップで「かっ、かっ・・・・・!!!(悶絶)」

ってなるとは思わないじゃないですか、もう本当可愛いんですよ。

シャヒーダーちゃんのお顔だけでチケット代なんて実質タダみたいなもんなのに、可愛いだけじゃないんですよバジュランギおじさん。

 

まず序盤に「ヘイガーイズ!これはインド映画だぜ☆」っていうイントロはダイジェスト2.5次元舞台でいうところの「時間の流れを表現するために歌いだす、踊り出す、歌と踊りは時間軸が長い物語を表現する大事なアイテム!」って感じでめっちゃダイジェストにバジュランギおじさんと小さな迷子におけるあらすじ部分からはじまります。

公式サイトの文章をお借りするなら

パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教ハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。

っていうのを歌と踊りを交えてダイジェストにお送りしてくれます!

はっちゃめちゃ絵面の強い、極彩色のダンスシーンとかモフモフヤギさんがいっぱいあってダイジェストはダイジェストと思ってみると楽しいよ!

インド映画初めてのナルシスト系顎細いメンズが好みでヒゲとマッチョを憎む同行者は、「いや、最初やっぱ想像してたインド映画だなって思っちゃった。異国の文化っていうか・・・・まさか最後主演の男優さんがあんなにかっこよく見えるなんて。(バーフバリ)でいってた意味がわかったよ!確かに最初なんで皆こんなにかっこいいっていうかわかんなかったけど、映画見ると凄いかっこいいって思える!ふしぎ!」って興奮してたので、インド映画のノリが苦手かもっと思う人も序盤でくじけず見て欲しい。

だいたい序盤だけだから、後半の歌と踊りはそこまで我々の思うインド映画ー!って感じではないから、むしろこれで慣れてインド映画とかミュージカルとかに挑戦してみよ!ねっ!!!!(同調圧力

 

 

 

と、熱くなったところで閑話休題

 

ハヌマーンフェスタ(?)的なシーンが本当、きれいなんですよ!赤!赤!赤!!そして時折真っ黄色!!あの赤の美しさはさながらシュウウエムラの新作レッドシリーズのような鮮やかさですよ!もぉーーーほんとうに綺麗なの!

ここでジャニオタの私は思いましたね

 

「ジャニーズ!インド映画作ろう!!」

 

いや、インド映画っていうかインド映画みたいな構成の映画作ろう。ジャニーズ主体の映画やたらと題材の軽い重いを選ばずシリアスめなのが多いんだけど、ジャニーズがするべきなのは戦闘アクションでなく踊りじゃない!?しかもド派手な色合いと布ひらひらさせる群舞じゃない!?!?

 

ジャニーズの舞台ってつまりそういうことじゃないですか、舞台のあの感じを映画にもってこうよ、インド映画からノウハウいっぱい得てやろうよ、ジャニオタの私は見たいよ!ストーリそのものはとてもシンプルだけど、群舞の中心のセンターで一番かっこよく一番派手に踊るだけで「コイツが主役!こいつがイケメン!!こいつならどんな困難もこなせるはず!!設定説明なんかしなくてもわかる、踊りを見ればわかるぜそれが!!」っていう映画見たいよ!!!っていうか、初代ジャニワを映画化しようよ!(個人的欲望)

舞台では見れるけど、ほら、舞台は舞台でないものを役者の演技やセットや音楽や照明で想像する楽しさがあるけど、それはそれとして「ドヤァアア!!!」って派手に絵面の強い画面の中で歌って踊って演じて欲しいじゃないですか。

 

あと、関係ないけどFGOバビロニア舞台観たばっかりなので「やぎしゃん!やぎしゃんいっぱい!」「種まきのシーンで似たような道具使ってた!!」とか思ったりしました、いや地域は違うんですけど子ヤギ可愛いかよ・・・子ヤギってなったんですよね。

 

 

ここで閑話休題おしまい。

 

 

ということで、冒頭ダイジェストから素敵だったんですけどそっからまたシャヒーダーちゃんが可愛いし、バジュランギおじさんもかわいいし、恋愛フラグはスローモーション効果!とばかりに恋愛関係の話はわりときっちり時間を取るのも、あとあとの感動に繋がるので、まじ無駄がない。最初中だるみっと思ったことが全て最後に繋がって最後に尊さの涙で顔がガビガビになるから!

ハンカチを忘れたため、ティッシュで滂沱の涙を拭いていたため見終わったあとは顔がガビガビし、トイレで鏡をみたらティッシュの欠片が顔にはりつき、そしてメイクは死んだ。あいつはいい奴だったよ……。

悲しい涙じゃなく、大体全部「尊い、かわいい、尊い、かわいい!」で泣くから安心してくれ、とりあえずハンカチはもっていってくれ。実際私の横に座ってた女性もずっとズビズビズビズビしながら涙拭いてたから。

 

バジュランギおじさんね、本当に真っすぐで底抜けに正直で、だけどまぁ気が弱いとこもあり、気の弱いところは美人でしっかりした彼女が発破かけてくれるから素敵だよ!!

彼女、美人なうえにめちゃくちゃ良い子だし、しっかりしてるし、視野が広いんだよ!!!ふぇぇぇ、お姉さまありがとうございます、シャヒーダーちゃんのために、ふぇええ!ってなるので。あとお姉さんの弟さんかな?その子もめっちゃキュートなの、シャヒーダーちゃんと並ぶと

「て、天使かよぉ~~!!これが天使かよぉ~!!」

って尊すぎて言葉を失うから見て。

 

それから、二番目のおじさんことナワープさん!記者さんですよ!!あのね、記者さん、オタクこういうポジションのおじさん好きでしょ!!!好きでしょ!!あたいは詳しいのさ!!(落ち着いて)

 

割と悪戯っこなものの、6歳で言葉が離せないシャヒーダちゃんと、腕っぷしは強いけど馬鹿正直にしか生きていけないバジュランギおじさん二人じゃ多分どうにもならなかったところを、ナワーブさんっていう損得勘定と社会の在り様についてちゃんとわかってるこずるいとこもあるけど、結局良い奴!っていう彼がいることによって色んな場面を切り抜けられるんですよ。

最初は売れることしか考えてなかった記者が、バジュランギおじさんの誠実さに同調して、ジャーナリスト魂で二人に力をかすのね、しかもナワーブさんが撮る二人の姿が本当に本当にほっこりするので、ナワーブさんという人について映画内ではわからないものの、訓練されたオタクなので

「彼はきっと始めは希望で胸いっぱいにしたジャーナリストだったんだわ、でも現実は厳しくて、明日食う為にも本当にやりたかったことを忘れて金になる映像を撮る日々が続いていたのよ。そんなくすぶっていたナワーブが忘れていた何かをパワンから感じ取って、彼はあの頃の自分の情熱を取り戻すのね!」(長い)なんてことを想像したりしました。

 

途中のおじさんふたりの掛け合いめっちゃ可愛いです。仲良くなってくの凄く可愛い。かわいいおじさんは国の宝ですね、かわいい(正直おじさんかな?と思うんですがインド的にはあの年齢でおじさんなのかな)

おじさんたちすっごい今後も交流ありそうでいいな、みんなで集まってあったかくておいしいもんくいな。(何目線)

 

全体的にほっこり、時折あらわれる軽妙なコメディ!にスパイシィなシーンも混じるのですが(まぁそうはいっても違法入国だから手厳しいシーンもあり、私はビンタとか見るのも苦手なのでウゥ・・・ってなりました)もうほんっとうにシャヒーダーちゃんがかわいくて(おばあちゃん、それさっき聞きましたよ)

 

映画も「バジュランギおじさんの正直さ、善良さに心打たれた人々によって道が開かれた」系の話だとすっかり思ってたんですが(もちろんそういうシーンもあります)

だいたいシャヒーダーちゃんの泣き顔があまりに可愛くて可哀想で、人間だったらこんなかわいい子見捨てられないよね???っていう、コドモカワイイ・オレマモル!!って流れが多いです。

文章で見るとなんじゃそりゃと思われてしまうかもしれないですが、シャヒーダーちゃんのかわいさ(お顔だけじゃなく表情とか仕草とか全体から溢れるオーラとか)なら「まぁ、こんなカワイイんだもん仕方ないよね!!」って素で思える説得力があるんですよ。私演技力ももちろん好きだけど見た目から与える説得力も好きなんですよ。(これも容姿のみの話ではないです)当たり役ってそういうものだと思ってるので。

 

あと尊い可愛いばっかいってるけど、あのあたりの国について知識の浅い私にとっては結構ハっとすることもあり、バジュランギおじさんという映画そのものはとても美しく優しい愛に満ちた寓話なのかもしれないけれど、そういった優しい世界を求める思いがある現実がこの土地にあったんだなということを教えてくれます。

とくにラストシーンの川のシーンでは、長く長く続く国境の柵が凄く印象的でした。なんていうか、これはおとぎ話で、そして理想論なのかもしれないのだけれど、でもこんなにも尊い世界を夢を見ているという事実そのものは、とても素晴らしいことだと思いました。本当に世界中がこんなに優しい世界だったらいいのに、って今打ちながら泣きそうになってます、マジ尊い・・・・(ずび)

 

割とラストに向けては物理法則とかもういろんな問題をぶっ飛ばして「現実的にありえない!?知らんがな!!!」って勢いで進むんですけど。ここまで観た人にとってそんなの一切関係ないんですよ。

もうね、「いいの、いいんだよ!!!二人が幸せになれない世界なんて間違ってる!!!そんな世界なんて私が人理焼却してやる!!!」って思うくらい、二人にとって幸せな世界が正解なの!それ以外など何も問題ないの!

世界は二人を幸せにするために存在してるんだよぉおお、おらぁ!!!(落ち着いて)

 

って気持ちになるので、もうこのへん尊くて尊くて涙が止まらないから。

最近疲れてAにまるVデオ見てる人とか、かわいいの暴力に打ちのめされたい人とか、世界情勢についてちょっと知りたいけど敷居が高いと思ってる人とか、感動ものに弱い人とか、おっさんがカワイイ世界が好きな人とか

 

とりあえず全国民バジュランギおじさん見て!!!

 

あと、同行者(インド映画初めて)からは「音楽がすごかった、音楽が凄い綺麗だった、良い音響で聞くべき作品だった」「これは国も文化も違うけれど、人間の普遍的な感情を描いた作品だ!」ってすごく真っ当な感想がありました!この!落差!酷い!!

 

FGOでバレンタインイベントが始まったばかりというのに一時間もかけて文章打ったんですよ、公開している映画館があるうちに一人でも多くに見て貰いたくて書いたんですよ!!本命のアヴィ先生もケイロン先生もマリーちゃんもアビーちゃんもキャスギルからもまだもらえてないんですよ!!!がんばって走ります!(余談)