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脳屑の抜き出し方

妄言暴言置き場です

ジャニオタ目線によるワールドトリガーのすゝめ

少し前に友達からのRTで今好きな漫画の紹介文章を読んで面白いなーっと思ったので、私もやりたいと思い、テーマを何にしよう・・・と少し考えたんですが。せっかくだしジャニオタ目線から見るのがいいかなっと思いつらつら書きます。

自分の中で整理したいだけなので、もし本当に漫画に興味がある方は元記事の方をお読みください、とてもわかりやすく紹介されています。

hamatsu.hatenablog.com

 

ワールドトリガーとの出会い

「これ、ジュニア担好きな奴だから」お友達がそう言って紹介したのがワールドトリガーという漫画だった。昨今の華美で頭身が高く美麗な絵柄の漫画が溢れかえる中で、ワールドトリガーは少し地味な絵柄に思えた。けれども、この漫画をオススメしてくれたのは何を隠そう、ここ数年の私の流行ものを紹介してくれた私のオタクソムリエ、いやオタクマイスターなのである。彼女から紹介してもらって外れる事はほとんどない、非常にオススメするセンスがよく、なおかつ布教の上手なお友達なので、私はとりあえず読んでみた。

 

ワールドトリガーとは?

ワールドトリガーをおおまかに説明すると、架空の都市「三門市」に突然ネイバーっていう異界民が襲ってきたんだけど、突然現れたボーダーっていう正義の ヒーローが助けに来てくれたよ、それからちょくちょく敵が攻撃してくるけど、ボーダーの隊員が守ってくれるよっていう話なんですけど、まぁ、気になったら 公式サイトとか見てみてください。

worldtrigger.info

 

③3巻までは我慢の時

ワールドトリガーという漫画は週刊少年ジャンプで連載中の漫画で、この度読者からのキャッチコピーを募集したところ「遅効性SF」が選ばれるほど、パっとすぐには「なぜ周りはこんなに絶賛するのかがわからない」と首をひねる漫画だ。

実際私も3巻まではちょっとよくわからなかった。昨今のアイドル界隈も漫画界隈も「とりあえず人数出しとけ、どれか一つには誰かがひっかかる!」という個々の好みの多様性に合わせるようにとにかく人数が多い。その中でワールドトリガーは序盤における人数が少ない、それも「わかりやすいイケメン」「わかりやすい萌え娘」というのがなかなか出ない。

それもそのはずだ、そもそも2巻までは世界の説明でほとんど終わっている、4巻から多少動きを見せると言っても実際は6巻になっても設定を教えるためのターンである、正直今10巻まで出ているのだが、10巻でようやく薄らと世界の全体像に光が当たったくらいだ。いまだファンの中では「ここはどういう設定があるんだぁあ、設定はあるのはわかるのにいつ判明するんだぁあ」とやきもきしてる読者は数多い。

知れば知るほど楽しくなるのだが、最初の3巻くらいまでは、主要登場人物に唐突なキャラ萌えでもしないとのめり込むには難しいのが正直なところだろうと思います。

 

④加速する6巻

私が読んだ最初の感想は「とても面白いと思います。萌えとかはまだないけど、とりあえず私は見た限りこの子が好きだなぁと思ってます」と指さしたのが出水くんというキャラクターなのですが、まぁそれはさておきましょう。

ワールドトリガーがグンっと楽しくなるのは4巻から、さらに6巻で加速し、恐らくは11巻あたりでまたグンっとくるんじゃないかなーっと思います。

面白くなる理由は、そこからキャラクターが増える事、それまで下準備として色々教えて貰った設定が一気に動き出す事です。

スポーツ漫画や歴史ものと違ってワールドトリガーは日本によく似た、しかし独自の世界です。未知の脅威がいて、未知の対抗策があって、未知の歴史があります。

それを丁寧に丁寧に読者に教えながら、読者の視点が世界観についてくると同時に一気に世界が動きます「あ、なんか動いた!」「強そう!」「何かくる!すごいのがくる!」このわくわく感がたまりません。

また、少年漫画に多い「努力・友情・熱血!」の根性論よりも、どちらかというとホウ・レン・ソウ、組織による戦略、情報戦、団体の連携などが重視され、しかしながら「圧倒的に強い奴は強い」という世の理不尽さもよく見せています。それでいて「必死に頑張った奴は誰かが見ていてくれる」というバランスの良さもあります。

 

⑤なぜジュニア担は好きな奴なのか

さて、ここでなぜジュニア担が好きな奴か一端話を戻してみよう。ジュニア担が好きな奴、といいましたが、ジャニオタ(現場)が好きな奴でもいいような気がします。

④の部分でははーんと思った方もいるでしょうが、ワールドトリガーの世界の設定というのは、どこかジャニーズに通じるものがあります。正規の武器を持てないC級(研修生)の上に、チームを組んでA級を目指して戦うB級隊員、組織のトップを担うA級隊員、さらにそのA級の中でも選ばれた選抜の上位3チーム。これらはボーダーという組織の中でやるランク戦という模擬戦で順位が決まり、ときに上に行ったり下にいったり、しかもそのランク戦というのも単純な個々の強さだけでなく、どんなステージに、どんな作戦で、どう動いて、どんな攻撃手段を選べばいいかなど単純な力技だけではどうにもならないかけひきが入ります。また、ある程度年齢がいくと成長が難しくなるという点でも何か世知辛さを感じますね。

世間的には敵から守ってくれるヒーロー扱いされながらも、年端もいかない子供たちを戦わせることによってバッシングを受けたり、そのバッシングをいかに効果的におさめるかなどの広報活動や、内部でしかわからない派閥など、わーわーわーなんかそんなん聞いたことあるわー・・みたいな内容てんこもりです。

べつにワールドトリガーがジャニーズにそっくりなわけじゃないんですが、人と組織について突き詰めるとやっぱりどこか似た構造は見えるなって思います。

 

⑥顔と名前が覚えられない現象

とにかく1~2巻の間は丁寧に丁寧にプロローグだ、最初の説明が続く、登場人物も「メガネ、白髪、幼女、グラサンのイケメンっぽいキャラ、あとはよくわかんないけど多分敵キャラ」みたいな分類をしてしまう。

最近の漫画は大体初対面でも見分けられるようにゴレンジャー並にキャラに特色を付けてくれるので、ワールドトリガーの現実にありえないようなカラフルな髪型もいなければそれどうやってセットしてんの!?っていう突飛な髪型も居ないし、ちょーかっけーす!な奇抜な衣装もほとんどない。

そもそもが「市民に親しみを持ってもらうためにジャージ風戦闘服が多い」である。キャラ見分け的に初心者涙である。

さぁ、わからないぞ、名前と顔を見分けるのが難しいぞ、なんでってワールドトリガーはとにかく世界観や設定を教えてくれる漫画である、世界観>個人のため個々のキャラに思い入れを作るような個人的エピソードはほとんど出てこないのである、そのくせキャラクターはゴレンジャー仕様にしてくれない。

おう、なんか覚えがあるなこれ。「そうだよ、コンサートに行った時のジャニーズJrだよ」

セクシーゾーンにはまったころ、私はJrなんで全然わからなかった。本当にわからなかったんです、でもだんだんセクバの子達に愛着を持つようになっていき、次第にその周辺の若いJrもわかるように、あ・・・ベテランの舞台によくでるJrとか、関西の方に居た子までだんだんわかるようになっちゃった・・・。

 

・・・・・数年前のカウコン見返すとバックで踊るJrが誰かもうわかるわー・・・デビュー前かぁああ、あぁああああいつのまにこんな体にぃいいい(頭抱える)

である、そうである、ワールドトリガーでキャラを覚える、お気に入りのキャラを作るというのは、Jrにはまるのによく似ている。

ワールドトリガーという漫画を面白いと思っていても「ごめん、主役のメンツはわかるんだけど他はちょっと・・・」「A級まではわかるんだけどB級は名前わかんないやぁ」という読者は多い。これは「セクバの子はかろうじてわかるんだけど、窓とかあの辺はまだわかんないんだよねぇ」である。

わたしですか?Jrがわかったように、今の所ほぼ大体のキャラは覚えましたよ(どうしてこんなことに)

 

⑦段々とわかる人間関係、そして過去

ワールドトリガーはとにかくキャラ萌えするための個人的なエピソードが少ない、本当に少ない。キャラ萌えするにはなかなか手ごわい漫画だ。それでも世界観の精巧さや、設定の細やかさは見ていて楽しく「人にオススメしていいのかわからないが、私は凄い好きだった」と言える漫画だったのだが、さすがに10巻まで出るとなると段々と個人のエピソードも小出しに出てくる(待ってましたよ感涙ですよ)

それでも一気に出さずに焦らし焦らしするので、読者はいつもハラハラだ、なんと、そことそこに関係が!?あのキャラにこんな一面が!?いつもおどろきもものきの宝庫です。それはまるで、ドル誌を辿ってお気に入りのあの子の情報を少しずつ知っていく喜び。WUの伝言板やDuetのアンケートなんかを呼んで少しずつ少しずつパズルのピースを埋めていき「わたしのかんがえた○○くん像」を作る喜びに近い。

葦原先生、お願いなので出水君の情報もっと欲しいです(余談)

 

⑧知恵と努力と絆の力

ワールドトリガーの主人公は、漫画の世界の中ではどちらかというとおちこぼれよりだ。圧倒的な戦闘力を持っているわけではない。ただ、強い信念と、頭の良さと、人の好さは持ち合わせている。そんな彼が主人公なだけあって「力がなかったやつがどう強さを手に入れるか」の過程は面白い。

また、主人公だけでなく他にも「パっと目立つような戦いはできないけど、地道に地道に自分なりの方法を選んでいく子」なども数多く、そこにかっとうを覚えたり、自分を信じて戦う様は見ていて楽しい。

Jrに入って1年~3年、これから伸びるよ伸びしろ層の子達の成長が見ていて楽しいのである。

 

⑨圧倒的な強者

その反面「生まれ持って強い奴」だったり「既に太刀打ちできないような強さを手に入れた奴」みたいなのもたくさんいる。そういう奴は力押しでやってもうまくいく、強い奴は強い、それが世界だ。

 

といってもだからといって強い奴が強いだけかと言えばそうでもない、強い奴だって戦うために知恵を持つ、努力をする。強い奴が一生懸命やられたら下はどうしたらいーんだとなるけど、まぁ強い奴ってのはどこにでもいるもんだ。それに負けないと戦うのもあり、自分の力を見定めて自分が必要となる場所を探すのもあり。そんなところもワールドトリガーは持ち合わせている。根性でもなきゃ押しきれない壁もあるし、根性だけじゃどうにもならない壁もあるということだろう。

 

⑩最後に

っという自分の中であー・・・ジャニーズ好きな私はワールドトリガー確かに好きだわぁ・・・というのが自分の中で腑に落ちたので文章に表してみた次第である。

ワールドトリガーは万人にとって楽しい漫画ではないのは確かだ、けれど読めば読むほど面白い、そこには緻密な世界観があり、考察する余地があり、予想を裏切る未来がある。私のようなオタクには久々に「ま・・漫画面白い!!」と天を見上げる作品だった。

ただ、パっと即効性のあるおもしろさじゃない、流行の手法じゃない、それは確かで、だからこそせっかく面白いんだから面白そうだなって一人でも思ってくれたらいいなーっと思ってこんな文章を書いてみました。

私ほんとうに布教が下手だから、自分がこんだけ好きなんだよ!っというのだけでも表現しようかなっと。これでおしまいです。お付き合いありがとうございました。