脳屑の抜き出し方

妄言暴言置き場です

超個人的偏見チョコレート批評 2018年

今年はあんま買ってないしやめよっかなーっと思ったんですが、新宿高島屋が一粒ショコラなんていう悪魔のような企画をしていたので、うぉおおお食べるしかない!!ってアレコレ試したのと、1月じゃまだ人にあげるようも早いしなーってことで(買ったのは1月末頃)試食させてもらったとこの覚書とかを残していきます。

 

 始めに私の感想の指標についてお話しすると、①甘い系→口の中に入れた瞬間にまず甘い!と強く感じるものについて言います。②後残り→チョコレートを呑み込んだ後の感覚。よく言えば一粒食べれば満足度が高く余韻が長いけど、悪く言うと喉にひっかかる感じがして飲み物が欲しくなる(キャラメル系に多いですね)③私の好みの問題としてアーモンドやナッツのペーストが強いものへの評価が低いです。チョコはカカオの風味が殴ってきてなんぼでしょう精神があります。


 全体のクオリティが底上げされたせいか、原価の関係かわからないんですが、私程度だと一粒300円台~600円台のチョコレートの差がそこまであからさまになく、これはもう単純な好み(好きなフレーバー、甘さ、くちどけ)の問題になってしまうなぁと思いました。あとカカオの値段もあるのか、それとも今年の流行なのか試食でもらうチョコの欠片が例年に比べて圧倒的にキャラメル系統が増えてました。

 

 キャラメル系統って甘いものが苦手じゃないなら外れることはない安全圏ではあるんですが、逆に言うと一定の金額を超えてしまえばどこもそこまで差異がなく、かつそのブランドのチョコレートの特徴がわからず仕舞いで結果手が出しにくい面がありましたね。キャラメルとろ~りチョコレートが食べたいなら低価格帯でも十分満足できるお店が増えてるので、中価格帯のチョコを選択する決定打がなくなるんですよ。


 逆に、いつも同じチョコレート、うちの推しはこのチョコなんです!!っていうのを試食させてくれるお店は、ニコニコしながら味は知ってるんですけどね、一年ぶりだからちょっと食べさせてくださいね、やっぱ美味しいですね(チャリンチャリーン)って安易に手を出せる感じはします。

 

 今年はピエールなんちゃらとか高価格帯のチョコレートは最初から買わなかったので、感想は2014~2015あたりを参考にしてください。

 

 

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◆グランプラス
ペカンナッツショコラ(キャラメル)
友達が気になってるところに近づいて食べた「美味い!あ、買う」って正直者の舌があっさり決めたとこ。ナッツ系の風味のチョコに情熱を抱かない私ですがナッツそのものには情熱を注いでいるので、美味しかったです、もっといっぱい買えばよかったです!75gじゃ30分も持ちませんでした(悲しみ)

 

◆クローカ「魔女の館」
完全に遊び重視のやつですね。琥珀糖と妖精の粉が売り切れてたのが残念。ピラミッドチョコレートはわかりやすい輸入チョコレートです、中にも細かくザクザク入ってて気軽に食べやすいです。意外と美味しかったのがマンドラゴラの実で、ただのドライフルーツだと思ったらちゃんとチョコの味がしたので「おぉ!」とびっくりしました。レジのお兄さんの物慣れなさについて、なぜあんなに物慣れてないのかに思いを馳せて(お友達の多大なるフォロー)面白かったです。

 

◆タイチロウモリナガ
これはイートインでクレープの中にチョコレートが入ってラズベリーソースがかかってるやつを食べました。3回くらい金粉を鼻息で飛ばしました、飛ばしましたよ・・・。チョコレートアイスとラズベリーソースの組み合わせは絶対裏切らない!!というのとチョコレートアイスが濃過ぎず安っぽ過ぎず美味しかったです。あと柔らかいクッキーみたいな触感の(つまり硬いクレープ生地)が意外と好きな味でした。美味しかったです。

 

 

 

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 ◆ディボア
お手軽価格帯のどっしりしっかり甘い系のチョコレートで毎年必ず一箱買っちゃいます。かなり後残りは強くて、ブラックコーヒーと合わせて飲むくらいでもちょうどいい。甘さ強めの後残り強い系は私の好みではないのですが、ディボアのチョコはなぜか好きなんですよね。写真は2016か2017のやつ!!パッケージの写真は撮ったのに!!中身とるの!忘れてたよね!!!!

クルミの形の塩キャラメル味(朧げ)というのが限定ででてたんですが、それがめっちゃ美味しかったんです。中が空洞上で歯触りと塩味とのバランスが最高だったんですが、今年のくるみの形はぎっちりキャラメルが入ってましたね、やっぱり流行なんでしょうか。

 

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◆レクルートドゥジェニ
食べたのはガナッシュフランボワーズ
甘み強めで入ってくるんですが最後にコーティングのビターチョコレートか口の中で溶けてくせいか後残りはスッキリするので好感度が高いです。とはいえ、少し喉にひっかかる感じはあり。口どけの良さはまずまず良い感じ。4粒で1400円位と考えればコスパは割と良い方なのでは? フレーバー系が好きな人向けですね。

 

デルレイ
ピンクダイヤモンドミルク
デルレイのダイヤモンドが美味しいのは当然なんですけど!!当然なんですけど、ダークチョコの方を頼めばよかったと後悔。チョコ食べ過ぎて最後に食べたのとキャラメル系を食べ過ぎたせいで、3割くらい損した気分で食べました。
それでも中にあるキャラメルのとろとろ具合は美味しかったですし、コーティングのチョコレートが比較的厚めなので、とろとろがスーって消えた頃合いに外側のチョコレートが溶けて後味は良いです。とはいえキャラメルの主張はそこそこあるので喉にひっかかりは少し残ります(控えめですが)

 

◆ブノワ・ニアン
フィグ&ラズベリー
ジャム。ごめんなさい、最初の印象がとりあえず「ジャム!!」って思ってしまったのが素直な感想です。見た目がめっちゃ可愛かったという理由だけで説明文も読まずに選んだのがこのチョコ。中がジジャム・・っていうとオシャレ感がないので、コンフィチュールだとかジュレ状と言いなおしましょうか、まぁとにかく果実を砂糖で煮詰めたもので、しかもイチジクなんかも使ってるので甘さとしてはかなり甘い方です。ので、チョコレート全体の感想としてはチョコの中でも砂糖系の甘さが際立っています、好きな人はめっちゃ好きな奴。周りがダークチョコレートなので、甘ったるさはそこまでないのですが、比較的後残りがあります、喉にひっかかる感じ。

 

◆シェシバタ
抹茶ジャンドゥーヤ
ミルク抹茶っという感じで、抹茶濃いけどそこまでマッチャーーー!って主張ではないです、抹茶の苦みとかは感じず、敢えて言うなら濃い目の牛乳で溶かしたグリーンティ? 想像してたのがマッチャーー!って主張強めなものなので一瞬戸惑いましたが、ちまちま食べずに全部口に入れてもぎゅもぎゅ味わうと全体のバランスとして良かったです。突飛さはないけど食べやすく人を選ばなそう、優等生。口どけは普通かな、後味は残るけど尖ったチョコでないので嫌な感じはしません。

 

◆ミッシェルブラン
ラベンダー
花系のチョコなので当然香りは強めですが、嫌味はない感じです。やや甘めでくちどけはかなりなめらか。ただし後残りはだいぶ強いですね、香りとチョコの感触がかなり残るので、ブラックコーヒーとかが相性良さそう。逆にいっそ中国茶花茶)とかといっしょに食べたらそれはそれで楽しい気がします(私は香が強めの食品が好きなタイプです)

 

◆メサージュ・ド・ローズ
バラのチョコレート
バレンタインのチョコレート売り場に行くと目を引くあのチョコレートですね。
濃いチョコばっか食ってたせいか、このあっさりすっきりとしたイチゴの味と舌に馴染んだチョコの溶け具合にイェーイってしました。食べやすくて後残りはほぼなし。

 

◆グイードゴビーノ
試食で頂きました。
(名前確認してないですが細長いやつ)
甘さは強め、ナッツの風味がかなり強いTHE☆輸入のチョコレートって味わい。実際に入ってるかわかりませんが、私の頭の中の語彙で表現しようと思うとアーモンドプードル増し増しといった感じで後残りは控えめ。私がナッツ系の風味のチョコにそこまで熱心じゃないという理由から可もなく不可もなく。

 

イヴ・チュリエス
カロンオレンジ
試食で頂きました。さっぱりオレンジ、すっきりめで後味は少々。チョコレートは喉に残らないので、凄く爽やかな感じ。柑橘系だけど、尖ったオレンジではないので柑橘大好き!な人にはちょっとお上品な感じかもしれないけど、そういった主張がない人にも食べやすい。一粒400円台のチョコと考えると悪くないです。

 

◆ジャンミッシェルモルト
試食で頂きました。味わいとしてはあっさりしているけど後残りはかなり強い方。ダークチョコレートはカカオの主張が強いのでチョコレート好きには嬉しいんじゃないかしら。口どけはなめらか、とはいえ決め手に欠ける感じ。お値段を考えるとコスパは悪くないと思います。無難なので人にあげる時に好き嫌いはないけど勝負する感じでもないといったところ?

 

フレデリックブロンディール
試食で頂きました。スッキリしてるわりにあの残りが強い。ただ価格帯が同じくらいのチョコレートの中では上質なチョコっぽい気持ちにしてくれるので、コスパいいんじゃないでしょうか。この雰囲気で更に滑らかさとか後残りの無さを加えるとギャンってするくらい値段変わりますけど、この値段でこんだけのもん作ってくれれば万々歳ですよ、えぇ!って感じ。

 

◆フィフスアベニュー
試食で頂きました。シャンパン味ですよーって言われて食べたけどどう考えてもメロンの香りがしたのは、直前にメロン味のが同じタッパーに入ってたのかそれとも、間違えてメロン味を渡したのか…。見た目通りくちどけ抜群なめらかやわらか。とはいえ口に入れた瞬間「おっ!」と新鮮な気分をくれるので、見た目と味にギャップがあるのが面白いです。後残りは少なく、喉にひっかかる感じがありません。これは普通に買っていいなっと思っています。

 

 

 

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◆ドゥバイヨル
キャラメルガナッシュ
試食で頂きました。私の大好きなチョコレートなんですが、ちげーーんだ、ちげーんだよ!ドゥバイヨルのチョコレートはキャラメル系じゃないんだ、あのスっと溶けていくような舌ざわりと喉にひっかからない後残りのなさ!同価格帯だと探すのがめっちゃ大変なベストオブ好み!なチョコを味わいたいんだ!!ということで買う気マンマンだったのにその時は躊躇してしまいました。本当はバレンタイン限定のローズ味を試したかったんですが、キャラメルでしたね。まぁ、結局考え直して買うことしたので、その時にローズのチョコを買うことにします。この写真の2016年限定の紅茶味がめっちゃ好きだったんですよ!!あとドゥバイヨルは包装がめちゃくちゃ可愛い!箱代込ね!!OKOK!って気持ちになる。

 

☆番外編(別にバレンタインと関係ないけど記録として残ってたチョコレート関係)

◆topsのチョコレートケーキ!!!美味しい!!特別な何かとか特殊な何かをしている風には一件思えないけど、食べると「やっぱりtops美味しいよね~~♡」って思える何かがあるので素敵です。

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◆お友達にもらったお菓子屋さんのチョコが凄く美味しい件。

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お店の名前とか場所がわからないんですが、写真のチョコにバナナチップスが入ってるのとかオレンジにチョコレートかけしてるのとか、果物のドライ技術がね、凄く良い塩梅で美味しいんですよ。お値段もお手頃なんだよーって聞いてなにそのお店近所に欲しい!!って凄く思います。
写真手前のお土産でいただいたサンタ・マリア・ノヴェッラのチョコレート(タブレット?)これも美味しかったです。癖が強いと聞いてたし確かに好き嫌いはありそうなチョコでしたが、嬉しいことに私はめちゃくちゃ好きな味でした。包装もすごく可愛くって豪華だった。

秘密 トップシークレットみました(ネタもオチもバレバレ)

たまには、とーまくんの映画を初日から見よう!と思ったものの、事前情報はおろか粗筋もわからず、かろうじてVS嵐でキャストを知ってるぐらいの気持ちで見に行った感想です。

盛大なネタバレ、ラストのラストまでバレてるのでこれから見る方はご注意ください。

原作・映画ファンには不快な内容があるかもしれません、原作・映画アンチにも不快な内容があるかもしれません。

 

 

 

 

 

死んだ人の脳の中身みて事件解決するよーくらいしかわからないでみたので、最初の手術準備シーンで衝撃パンチ。空はですね、らせんの真田の開きですらダメージを食らうタイプですので、結構衝撃でしてね。とりあえずそういうん苦手な人は栗山千明が「メス」って言いだしたらすぐに頭を下に下げよう。

肉とか血のグチャグチャな音も聞きたくなかったら耳も塞ごう。大丈夫、みてなくてもあんまストーリーとか事件と関係ねぇっすから!

あと、アンビリーバボーみたいなBGMが流れたら大体ギャッ!って感じのホラー画像が一瞬流れるから気を付けてね。

 

というわけで序盤でちょっと見る映画間違えたんじゃないか疑惑を持ちながらも見るわけです。リーガルハイを見た時も思いましたが岡田くんは本当によい○○ですね。相手はよくわかりませんが(余談)

若くて優秀なエリートだけどあんま上手に社会に乗り切れてない美形の警察の岡田君が、とーまが室長の研究室にくる話なんですけど、なんか岡田君に会う前のとーまの演出が、びみょうに、こうなんか、ぞわっと匂うものを感じるというか。空さんの発酵濃度が高いところがピクっとするものの見続けるわけです。お嬢さんと岡田君と大森さんで進むターンはおおむね映画としてすんなり見れる範囲なんですが、見続けてると微妙になんかこう・・なんかこう・・・キアヌ・リーブスが主演の映画っぽいな、キアヌ・リーブスがやりそうだよなこういう映画って思ってたらやっぱりそうだよ!だーーーん!なぜかよくわからないけれどヤバイ犯罪者(男)に気に入られちゃう系、ハイキタ、ダーーーン!!めっちゃキアヌ・リーブスっぽい!この微妙な近未来感、女性とよろしくやってる匂いがあるのに妙に男(厄介なの)に命とか存在とか狂気の方向で気に入られちゃってガタガタいうのといい、時々でてくる「おい!そこ雑だなっ!!!」って突っ込みたくなるストーリー回しといいめっちゃ近似感あるぞ!腐ってない頃、腐ってないけど腐る素養がある女子が一瞬ソワッ!?ってしちゃうあの瞬間、ほら、人間失格とか世紀末の詩とかいっぱいあるじゃんそういうの!

 

ってハイキタダーン!って騒いで最後までみたら「原作:清水玲子」って出た瞬間の「デショウネ!!!!」「すごく納得シタ!!!!!」っていう腑に落ちた感最高にスッキリでした。ちなみに清水玲子先生の漫画は読んだことないのですごく一方的なイメージです。

原作読んでないのですが、おそらくきっととーまくんの役は実際はもっと美少女みたいでツンデレ系なんじゃないでしょうか? 岡田君は情けないけどスーパーダーリンみたいなんじゃないでしょうか?(勝手なイメージ)

という意味で(?)じんわり周りの男の中心地にいるとーまくんという図は、嫌いじゃないのですが、松坂君の走馬燈で見る幸せな時間が恋人の栗山千明との何かじゃなくってとーまとの語り合いというのは、どうなんだこれとかそういうことも思いました。

なんか、なんか、別に損した気分にはなってないんですが、これおそらく「岡田・大森・女の子」を中心にしたサイコパスをめぐるサスペンスと「生田・松坂・吉川」を中心にした男のSF愛憎劇で違う映画にしたらもうちょっと、まとまりがあったのではないかなって。たぶん原作のいろんなところを端折っていいとこどりをしたのかどうかわからないんですが「おい!雑だなオイ!」って流れ見ながらツッコミそうになること数度。一番突っ込んだのは最後の最後のオチのメモリースティックの世界がこんなに暖かければてきな映像が、おい!!おい!!いきなりすんごい雑な処理の仕方したな!おいっ!ってツッコミました(概ね楽しんでおります)

 

あと大森さんが狂うまでの過程も結構端折ってるため突然くるってしまったがその過程どこにあった!? いや、わかるんだよシーンAとシーンBとシーンCで段々おかしくなってるさまが描かれているのはわかるんだけど「遅刻遅刻ー(走ってる)」「(ぶつかる)」「キャッ」「大丈夫かい!」「(向き合う男女)」「好きっ!!」くらいのお前らこういう展開のお約束はわかってるよなっ!!!!っていう荒々しい作り手の主張が見えてツッコミつつも「わかりました!隊長!!!」みたいな気持ちで敬礼しました。映画館のいいところは多少のむちゃくちゃも映画館という場所に拘束されているので案外そういうツッコミ所も一つの楽しみ、アトラクションとして遊べる事だと思います。

 

とりあえずなんか匂うぞって空気が、吉川晃司の「愛しくてねぇ」って単語によって「よっしゃ!!!言質とったぞー!やっぱ当たってただろー!!」っていうおくされじょしてきな謎解きした時のスカっとかんはよかったです。そこの二人ではとくに萌えてないです(余談)

 

あと、この映画のシナリオ作った人はサイコパス傾向があまりない人なんだろうなぁ・・・・もしくは原作がそうなんだろうなぁー・・・って思いました。ジャニオタっていうキャラを動かそうと思って「ジャニオタ=ジャニーズが好きで、恋して、結婚したいと思ってる、たぶん恋愛報道があったらすごく怒る、きゃぴきゃぴしてるキャラだ」くらいの認識で動かしてるんだろうけど、実際のジャニオタってリア恋層とってもいろいろと深いじゃないですか、なんというか最終的に祖母になりたいとか生みたいとか思うのだってその境地にいたるまでの色々ってやっぱジャニオタじゃないとわからない感覚ってあるじゃないですか。

それと一緒でサイコパスというキャラを動かすならこういう動きをするんだろうなーっていう想像で動いてる感じがね、すごく健やかな精神の方が書いたのかなっていう。こうサイコパスっていうより、若干の厨ニの質感のほうが生々しくって、空さんは永遠の14歳だからソワってしちゃいました。

あと、全然関係ないんだけど大森さんと女の子と岡田君がまさに修羅場ってて、打ち合いして生きるか死ぬかの瀬戸際で、実際一人しんじゃってもう片方死にかけててってときに、研究所サイドでは男Aの狂気の愛憎劇によっておびえる男Bと男Bにその真実を見せるものかと己の命と引き換えに守ろうとする男Cのよくわかんない愛憎劇が始まってて、酷い・・・岡田君かわいそう・・・これはひどい・・・ってわけのわからない憐憫を感じました。

 

ちょろっとでたリリーフランキーがめっちゃいい味出してて、野生の動物が~ってセリフも好きだったんで、本当要所要所の説明のすごい雑な感じが気になって気になって映画のノベライズ化をすごく待ってます。原作じゃねえんだよ、私が知りたいのはこの映画の世界においてどういう設定でこういうことになったのか知りたいんだよ。

同○誌読んで、気になるポイントがあったからって原作者に見解求めないでしょ、映画の見解を見たいので、ぜひともノベライズ化してください。よろしくお願いします。

 

なんかいろいろ書こうと思ってたんですが、時間が経ったら落ち着いちゃいました。あと2~3回みたいなぁくらいには思ってます。

 

 

ジャニオタ目線によるワールドトリガーのすゝめ

少し前に友達からのRTで今好きな漫画の紹介文章を読んで面白いなーっと思ったので、私もやりたいと思い、テーマを何にしよう・・・と少し考えたんですが。せっかくだしジャニオタ目線から見るのがいいかなっと思いつらつら書きます。

自分の中で整理したいだけなので、もし本当に漫画に興味がある方は元記事の方をお読みください、とてもわかりやすく紹介されています。

hamatsu.hatenablog.com

 

ワールドトリガーとの出会い

「これ、ジュニア担好きな奴だから」お友達がそう言って紹介したのがワールドトリガーという漫画だった。昨今の華美で頭身が高く美麗な絵柄の漫画が溢れかえる中で、ワールドトリガーは少し地味な絵柄に思えた。けれども、この漫画をオススメしてくれたのは何を隠そう、ここ数年の私の流行ものを紹介してくれた私のオタクソムリエ、いやオタクマイスターなのである。彼女から紹介してもらって外れる事はほとんどない、非常にオススメするセンスがよく、なおかつ布教の上手なお友達なので、私はとりあえず読んでみた。

 

ワールドトリガーとは?

ワールドトリガーをおおまかに説明すると、架空の都市「三門市」に突然ネイバーっていう異界民が襲ってきたんだけど、突然現れたボーダーっていう正義の ヒーローが助けに来てくれたよ、それからちょくちょく敵が攻撃してくるけど、ボーダーの隊員が守ってくれるよっていう話なんですけど、まぁ、気になったら 公式サイトとか見てみてください。

worldtrigger.info

 

③3巻までは我慢の時

ワールドトリガーという漫画は週刊少年ジャンプで連載中の漫画で、この度読者からのキャッチコピーを募集したところ「遅効性SF」が選ばれるほど、パっとすぐには「なぜ周りはこんなに絶賛するのかがわからない」と首をひねる漫画だ。

実際私も3巻まではちょっとよくわからなかった。昨今のアイドル界隈も漫画界隈も「とりあえず人数出しとけ、どれか一つには誰かがひっかかる!」という個々の好みの多様性に合わせるようにとにかく人数が多い。その中でワールドトリガーは序盤における人数が少ない、それも「わかりやすいイケメン」「わかりやすい萌え娘」というのがなかなか出ない。

それもそのはずだ、そもそも2巻までは世界の説明でほとんど終わっている、4巻から多少動きを見せると言っても実際は6巻になっても設定を教えるためのターンである、正直今10巻まで出ているのだが、10巻でようやく薄らと世界の全体像に光が当たったくらいだ。いまだファンの中では「ここはどういう設定があるんだぁあ、設定はあるのはわかるのにいつ判明するんだぁあ」とやきもきしてる読者は数多い。

知れば知るほど楽しくなるのだが、最初の3巻くらいまでは、主要登場人物に唐突なキャラ萌えでもしないとのめり込むには難しいのが正直なところだろうと思います。

 

④加速する6巻

私が読んだ最初の感想は「とても面白いと思います。萌えとかはまだないけど、とりあえず私は見た限りこの子が好きだなぁと思ってます」と指さしたのが出水くんというキャラクターなのですが、まぁそれはさておきましょう。

ワールドトリガーがグンっと楽しくなるのは4巻から、さらに6巻で加速し、恐らくは11巻あたりでまたグンっとくるんじゃないかなーっと思います。

面白くなる理由は、そこからキャラクターが増える事、それまで下準備として色々教えて貰った設定が一気に動き出す事です。

スポーツ漫画や歴史ものと違ってワールドトリガーは日本によく似た、しかし独自の世界です。未知の脅威がいて、未知の対抗策があって、未知の歴史があります。

それを丁寧に丁寧に読者に教えながら、読者の視点が世界観についてくると同時に一気に世界が動きます「あ、なんか動いた!」「強そう!」「何かくる!すごいのがくる!」このわくわく感がたまりません。

また、少年漫画に多い「努力・友情・熱血!」の根性論よりも、どちらかというとホウ・レン・ソウ、組織による戦略、情報戦、団体の連携などが重視され、しかしながら「圧倒的に強い奴は強い」という世の理不尽さもよく見せています。それでいて「必死に頑張った奴は誰かが見ていてくれる」というバランスの良さもあります。

 

⑤なぜジュニア担は好きな奴なのか

さて、ここでなぜジュニア担が好きな奴か一端話を戻してみよう。ジュニア担が好きな奴、といいましたが、ジャニオタ(現場)が好きな奴でもいいような気がします。

④の部分でははーんと思った方もいるでしょうが、ワールドトリガーの世界の設定というのは、どこかジャニーズに通じるものがあります。正規の武器を持てないC級(研修生)の上に、チームを組んでA級を目指して戦うB級隊員、組織のトップを担うA級隊員、さらにそのA級の中でも選ばれた選抜の上位3チーム。これらはボーダーという組織の中でやるランク戦という模擬戦で順位が決まり、ときに上に行ったり下にいったり、しかもそのランク戦というのも単純な個々の強さだけでなく、どんなステージに、どんな作戦で、どう動いて、どんな攻撃手段を選べばいいかなど単純な力技だけではどうにもならないかけひきが入ります。また、ある程度年齢がいくと成長が難しくなるという点でも何か世知辛さを感じますね。

世間的には敵から守ってくれるヒーロー扱いされながらも、年端もいかない子供たちを戦わせることによってバッシングを受けたり、そのバッシングをいかに効果的におさめるかなどの広報活動や、内部でしかわからない派閥など、わーわーわーなんかそんなん聞いたことあるわー・・みたいな内容てんこもりです。

べつにワールドトリガーがジャニーズにそっくりなわけじゃないんですが、人と組織について突き詰めるとやっぱりどこか似た構造は見えるなって思います。

 

⑥顔と名前が覚えられない現象

とにかく1~2巻の間は丁寧に丁寧にプロローグだ、最初の説明が続く、登場人物も「メガネ、白髪、幼女、グラサンのイケメンっぽいキャラ、あとはよくわかんないけど多分敵キャラ」みたいな分類をしてしまう。

最近の漫画は大体初対面でも見分けられるようにゴレンジャー並にキャラに特色を付けてくれるので、ワールドトリガーの現実にありえないようなカラフルな髪型もいなければそれどうやってセットしてんの!?っていう突飛な髪型も居ないし、ちょーかっけーす!な奇抜な衣装もほとんどない。

そもそもが「市民に親しみを持ってもらうためにジャージ風戦闘服が多い」である。キャラ見分け的に初心者涙である。

さぁ、わからないぞ、名前と顔を見分けるのが難しいぞ、なんでってワールドトリガーはとにかく世界観や設定を教えてくれる漫画である、世界観>個人のため個々のキャラに思い入れを作るような個人的エピソードはほとんど出てこないのである、そのくせキャラクターはゴレンジャー仕様にしてくれない。

おう、なんか覚えがあるなこれ。「そうだよ、コンサートに行った時のジャニーズJrだよ」

セクシーゾーンにはまったころ、私はJrなんで全然わからなかった。本当にわからなかったんです、でもだんだんセクバの子達に愛着を持つようになっていき、次第にその周辺の若いJrもわかるように、あ・・・ベテランの舞台によくでるJrとか、関西の方に居た子までだんだんわかるようになっちゃった・・・。

 

・・・・・数年前のカウコン見返すとバックで踊るJrが誰かもうわかるわー・・・デビュー前かぁああ、あぁああああいつのまにこんな体にぃいいい(頭抱える)

である、そうである、ワールドトリガーでキャラを覚える、お気に入りのキャラを作るというのは、Jrにはまるのによく似ている。

ワールドトリガーという漫画を面白いと思っていても「ごめん、主役のメンツはわかるんだけど他はちょっと・・・」「A級まではわかるんだけどB級は名前わかんないやぁ」という読者は多い。これは「セクバの子はかろうじてわかるんだけど、窓とかあの辺はまだわかんないんだよねぇ」である。

わたしですか?Jrがわかったように、今の所ほぼ大体のキャラは覚えましたよ(どうしてこんなことに)

 

⑦段々とわかる人間関係、そして過去

ワールドトリガーはとにかくキャラ萌えするための個人的なエピソードが少ない、本当に少ない。キャラ萌えするにはなかなか手ごわい漫画だ。それでも世界観の精巧さや、設定の細やかさは見ていて楽しく「人にオススメしていいのかわからないが、私は凄い好きだった」と言える漫画だったのだが、さすがに10巻まで出るとなると段々と個人のエピソードも小出しに出てくる(待ってましたよ感涙ですよ)

それでも一気に出さずに焦らし焦らしするので、読者はいつもハラハラだ、なんと、そことそこに関係が!?あのキャラにこんな一面が!?いつもおどろきもものきの宝庫です。それはまるで、ドル誌を辿ってお気に入りのあの子の情報を少しずつ知っていく喜び。WUの伝言板やDuetのアンケートなんかを呼んで少しずつ少しずつパズルのピースを埋めていき「わたしのかんがえた○○くん像」を作る喜びに近い。

葦原先生、お願いなので出水君の情報もっと欲しいです(余談)

 

⑧知恵と努力と絆の力

ワールドトリガーの主人公は、漫画の世界の中ではどちらかというとおちこぼれよりだ。圧倒的な戦闘力を持っているわけではない。ただ、強い信念と、頭の良さと、人の好さは持ち合わせている。そんな彼が主人公なだけあって「力がなかったやつがどう強さを手に入れるか」の過程は面白い。

また、主人公だけでなく他にも「パっと目立つような戦いはできないけど、地道に地道に自分なりの方法を選んでいく子」なども数多く、そこにかっとうを覚えたり、自分を信じて戦う様は見ていて楽しい。

Jrに入って1年~3年、これから伸びるよ伸びしろ層の子達の成長が見ていて楽しいのである。

 

⑨圧倒的な強者

その反面「生まれ持って強い奴」だったり「既に太刀打ちできないような強さを手に入れた奴」みたいなのもたくさんいる。そういう奴は力押しでやってもうまくいく、強い奴は強い、それが世界だ。

 

といってもだからといって強い奴が強いだけかと言えばそうでもない、強い奴だって戦うために知恵を持つ、努力をする。強い奴が一生懸命やられたら下はどうしたらいーんだとなるけど、まぁ強い奴ってのはどこにでもいるもんだ。それに負けないと戦うのもあり、自分の力を見定めて自分が必要となる場所を探すのもあり。そんなところもワールドトリガーは持ち合わせている。根性でもなきゃ押しきれない壁もあるし、根性だけじゃどうにもならない壁もあるということだろう。

 

⑩最後に

っという自分の中であー・・・ジャニーズ好きな私はワールドトリガー確かに好きだわぁ・・・というのが自分の中で腑に落ちたので文章に表してみた次第である。

ワールドトリガーは万人にとって楽しい漫画ではないのは確かだ、けれど読めば読むほど面白い、そこには緻密な世界観があり、考察する余地があり、予想を裏切る未来がある。私のようなオタクには久々に「ま・・漫画面白い!!」と天を見上げる作品だった。

ただ、パっと即効性のあるおもしろさじゃない、流行の手法じゃない、それは確かで、だからこそせっかく面白いんだから面白そうだなって一人でも思ってくれたらいいなーっと思ってこんな文章を書いてみました。

私ほんとうに布教が下手だから、自分がこんだけ好きなんだよ!っというのだけでも表現しようかなっと。これでおしまいです。お付き合いありがとうございました。